アトピーで肌が赤くなった時の治し方(復活)

こちらのブログに以前書いていたこの記事へのアクセスが多いようなので、復活させました。移動先の記事もそのままにしてあります。(2020年5月16日追記)(2021年8月

3日追記)

 

私は幼少期からアトピーで、現在はだいぶ良くなっていますが、たまに日光に当たりすぎると顔が赤くなることがあります。

そんな時にやってきて良かった対処法を二つ、ご紹介します。

 

その1 皮膚科でもらった保湿剤ヒルドイドソフト軟膏をぬる→プロトピック軟膏をぬる

 

まず「ヒルドイドソフト軟膏」という保湿剤でスキンケアをします。

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これは皮膚科で処方してもらいます。

25gの大きめなピンクのチューブのクリームです。

化粧水などは使わず、洗顔のあとはまずこれを顔全体にぬります。

 

続いて赤い部分にプロトピック軟膏をぬります。

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これも皮膚科でもらいます。

5gの小さなチューブです。

こちらはステロイドではない免疫抑制剤です。

塗ったときぴりぴりしたり皮膚が熱くなったりしますが、そんなにひどい状態でなければ大丈夫です。

皮膚がじゅくじゅくしたり炎症がひどい場合は激痛を伴うのでやめたほうがいいそうです。そういう場合は先にステロイドで炎症を抑えてからぬるといいそうです。

 薬をもらうときに注意書きが渡されますが、塗ったところは日光に当てないようにします。

 

最近はこの方法で顔が赤くなっても3日くらいで治ります。

赤いのが治るまでは極力化粧やジェルなど他のスキンケアは控えます。

炎症を起こしている間は一般の化粧品のジェルでもしみたりしますので使わないようにします。「ヒルドイドソフト軟膏」はしみたことはありません。

お仕事していると顔の赤みが気になり化粧をしてしまいがちですが、しない方が無難です。どうしてもというなら下地とクリーム状のコントロールカラーだけ、とかにしてみてはどうでしょうか。

そして帰ったらすぐに化粧は落とします。

 

ファンデーションやお粉をぬると肌が乾燥するので塗らない方がいいかと思います。

といっても私も以前はパウダリーファンデーションを塗って出勤していましたが。

オフィスで仕事しているとすごく乾燥するのでちょこちょこトイレに行っては持参した保湿

クリームを上からぬったりしていました。(市販の水スプレーは合いませんでした)

今はファンデーション自体ををやめて7年くらいになります。

普段は仕事でも日焼け止めクリーム下地のみです。

最初は気になりましたが、誰に何を言われるということもなく、そのうち何も

気にならなくなりました。

化粧するときは、下地クリームの上から眉を描いたり、アイシャドーやチーク

を塗ったりします。

ファンデを塗ると皺が目立つのが嫌でしたが、それがなくなったので、むしろ

ストレスが減りました。

以前に比べると肌がもちもちして乾燥しなくなったと感じています。

 

(2021年8月3日追記)

ヒルドイドソフト軟膏の有効成分は「ヘパリン類似物質」というもので、以前

 は医者の処方でしか入手できなかったのですが、近年、この成分入りのクリー

 ムが、薬局などでも入手できるようになりました。

 私も「キルカミンHPクリーム」というものを持っています。

 ピンクのチューブで、見た目がヒルドイドソフト軟膏にそっくりです。

 以前珍しく肌をかき壊してしまった時に、保湿剤として使用するために購入

 しました。

 問題なく使用でき、使用感もほとんど変わらなかったと思います。

 ただ第2類医薬品ですので、肌の状態が改善したら、普段の保湿は市販の

 クリームに戻し、必要以上に使わないようにしています。

 詳しく調べた訳ではありませんが、一応薬ですので、「毒にも薬にもならな

 い」という言葉があるように、必要以上の薬の使用は毒にもなるかと思いま

 すので。。

 

 

その2 ビタミンEのカプセルを切って中身を顔にぬる

 

これは私が高校生の時、薬局の方から教えてもらった民間療法なのですが、ビタミンEの黄色いカプセル(サプリメント)をカッターで切って、中身を直接顔にぬる、というものです。

当時その地域でかかっていた皮膚科で処方されていた薬?(確か酸性水)が合わず、顔が赤くなってしまっていました。

そして薬局に行ったところ、民間療法ですがとこの方法を教わり、試してみてください、といただいたカプセルを試しに切って塗ってみたところ、状態がものすごく改善しました。

朝晩に一回一粒を塗る感じだったと思います。

塗った瞬間からとろりと気持ちいい感じがして、すごく肌が保湿されている感覚がありました。ビタミンEは抗酸化作用、肌荒れの予防などの効果があると言われていますが、どの成分がどう効いたのかはよくわかりません。

ただ、「保湿されてる感覚」がすごいあったのと、「肌の状態が良くなった」のは確かです。しみたりすることもありませんでした。

なので、方法の一つとして書いておきたいと思います。

ビタミンEは自然由来か合成かとかは分からず、詳しいメーカーなども覚えていなくて申し訳ありません。

 

あとは気をつけることとして、外に出るときは必ず日焼け止め+帽子や日傘で紫外線対策をします。私の場合は日光に当たりすぎると赤くなるので。

 

それとストレスをためず、無理しないで休息し睡眠をたっぷりとります。

 

野菜や果物を積極的に食べる、食品添加物は避けるなど予防として他にも気をつけていることはありますがそれはまた次の機会に。。。

 

 2018.9.18追記

こちらのページにちょくちょくアクセスがあるようなので、顔が赤くなるようになったきっかけなどを書いてみたいと思います。

 

きっかけは24歳ごろに行った沖縄旅行でした。

強い日差しに2,3日ほど当たった結果、もちろん日焼けしたのですが、身体の日焼けがおさまってもなお、顔は特に目の周りを中心に常に赤くなるようになってしまいました。

異様に日光に過敏な状態となり、晴れている時のみならず曇りの日や雨の日でも日焼け止め+日傘、帽子で必ず紫外線対策をしなければ、常に目の周りが赤くなるようになってしまったのです。

曇りの日でも外を歩くときは必ず日傘をさしていたため、私が傘を開いたら隣の人が空を見上げて不思議そうな顔をしていたことがあります。

雨が降ってきたのかと思ったのでしょうね。

でも実はそういう訳だったのです。

この状態は4,5年続いたかと思います。

ずっとお仕事をしていましたし、最初は接客業だったので特に顔が赤いのは精神的に苦痛でした。

その後事務のお仕事になりましたが、同僚と机を並べて仕事していたので、人に見られていることに変わりはなく、赤い時はやはり苦痛でした。

周囲の人には理由を説明しており、周りの人も気を遣ってくれて普段はそのことには触れないようにしてくれていましたが、たまに「今日まだちょっと赤いね」みたく言われると「やっぱり赤く見えているのか」とがっかりすることもありました。

そんなこんなで家にはやたら帽子が増えました。

 

しかしだんだん、本当に少しずつ状態は改善していきました。

必ず帽子+日傘が必要だったのが、次第に帽子だけでよくなり、曇りの日は大丈夫になり、少しだけだったら晴れの日でも外を歩けるようになり。

この状態になるのに10年ぐらいかかったでしょうか。

今はあれから19年ほど経ちますが、ほとんど顔が赤くなることはありません。

もちろん今も外を歩くとき、自転車に乗るときは帽子をかぶっています。

しかし晴れていても帽子があれば日傘は必要ありません。

何もかぶらず何日も歩くとさすがに赤くなりますので、全く被らないことは出来ませんが、

雨の日、曇りの日にちょっと外を歩くぐらいなら何もかぶらなくても、なんの

問題もないようになりました。その点では大変楽に生活できています。

 

なので今もし同じような悩みを抱えている方がいたら、「その状態はずっと続く

と決まったわけではありません。やり方次第では治りますから大丈夫です。」と

お伝えしたいです。

もちろん断言はできませんが、私は実は最近、これこそ一生治らないと思っていた

全身のアトピーも劇的に改善したので、お伝えしてみました。

 

何かの参考になれば幸いです。

ではまた。