19年ぶりにライブ出演してみて思ったこと
ご無沙汰してます。かわにんです。
いきなりですが、今日は先日久々に出演したライブについて書いてみたいと思います。
私学生時代に軽音楽部に入っていまして、バンドでキーボードを弾いておりました。
軽音楽部での活動は主にコピーバンドなのですが、その他に少しだけ外部のオリジナルバンドにも所属していたりしました。
しかしそれも卒業と同時くらいに辞め、その後はほとんどバンド活動というものからは遠ざかって久しかったのですが、つい最近、ひょんなことから当時の先輩方が結成しているバンドに一回だけヘルプで参加することになりました。
このバンド、普段はオリジナルを演奏しているのですが、今回の対バンがユニコーンのコピーバンドということでそれならこちらもコピーをやるかという話になり、山下達郎(通称ヤマタツ)をやることになったのです。
山下達郎にはキーボードが欠かせませんが、現在このバンドにはキーボードが不在。
というわけで、メンバーと身近な私に声がかかったのです。
私は就職活動をしなければいけない身分なので、悩みました。
声がかかったのは8月ですが、11月にライブをやるとなるとその間就活は難しくなる。しかもバンドもコピーも久々なのでかなり大変なことが予想される。
しかし久々のバンド活動。しかもヤマタツ。実は昔夏合宿でやったSPARKLEという曲が大好きでしたが、それもまたやるらしい。もしかしたらあの名曲クリスマスイブもやれるかもしれない。ううむ。楽しそう。というわけで悩んだ末、「や、やります。」と
答えてしまったのでした。
それから山あり谷あり泣き笑いの奮闘の日々を経て、とうとう11月26日(土)本番を迎えました。場所は大久保HOTSHOT。
結論から言うと、とても楽しかったです。
久々のスタジオもライブも、その後の打ち上げも全て。
思いがけない新たな展開や出会いもありました。
就活はお預けになりましたが、結果的にはやって良かったと思いました。
実は本番までのしばらくは常に「自分は今こんなことをしている場合なのか?」という葛藤がありました。昨年司書の資格を取ったもののワードエクセルが出来ないため就活できず、夏にようやくパソコン集中講座に通って少しできるようになりやっとこれから応募していけるという矢先でした。
しかし周りの人にこの葛藤を話すと不思議と「いいと思うよ。」という答えが返ってくることが多く、決定的だったのは秋の蝶々さん(私の好きな作家さんです)伊勢イベントでお会いした方が言っていた「目標に向けて準備をしながら楽しいと思うことをしていれば道は開ける」という言葉でした。その方自身もそういう経験をしており、とても説得力のある言葉でした。
自分もこの1年まったく何もしていない訳ではない。苦手なパソコンを克服するため講座に通ったし、大学の検索講座や図書館総合展に行ったり図書館見学したり本を読んだり職場の同僚や知人から常に情報収集もしている。だったらこの数か月はバンド活動に集中しても良いのではないか?
そう考えるようになりました。
なので途中からは就活はいったん横に置いておいて、完全に今の状況を楽しむ!と決めました。いったんそう決めると心は楽になりました。変な罪悪感がないのですっきりした気分で日々過ごせますし、コピーや練習にも集中できるようになりました。
そして最後の練習日を迎えました。
ここで今後の予定を話し合っていたメンバーさんからあっさり「次のレコーディングもよろしく」と言われてしまったのです。びっくり。
しかも「かわにんの好きなエレクトロもやっていいから」と。。!!!
「バンドの曲をエレクトロアレンジにして」と。
私はテクノや打ち込み音楽が大好きなのですが、自分自身でやったことはありませんし、技術もありません。しかしとっさに出た言葉は「ほんとですか!?」
しかもセッションスタイルの演奏が多いバンドについていけるように私の苦手なジャズピアノも習わせてくれるというではありませんか。うーむ。
話がうますぎてにわかには信じがたい。
確かに打ち込みはやったことはないですが、やってみたいなという憧れはありました。
また、練習に参加するうちにジャズピアノっぽい即興のコードバッキングとかもっとうまくできるようになりたいなという欲も芽生えてきてました。
ライブレポをもっとうまく書きたいし、そのために音楽用語の勉強もしたい。
用語とかは単なる知識だけよりも自分で実際にやってみたほうがもっと説得力も生まれそう。
そう考えるとこれは夢に近づく絶好のチャンスではなかろうか?
というわけでなんとびっくりこの時から正式加入ということになってしまったのです。
ライブ終わったらゆっくり就職活動しようと思っていましたが、バンド活動は休まず続くのでゆっくりしている暇がなくなってしまいました。
このバンドは全員が曲を作る合宿というものが毎年あるので私はまず打ち込みと作曲の勉強からです。
もちろん作曲なんてしたことありません。
いや、しようと思ったことはあったけれどいつも断片止まり。。。
曲を完成させたことはありません。
でも、やってみようと思っています。
なぜなら今回は今までと違い機材などの環境が整いつつありあとは私のやる気次第だからです。
他にも今回のライブで知り合った他バンドの方々と有意義な情報交換が出来たり、なによりやっていてとても楽しかったです。
バンドはやっぱり楽しいなと思いました。見るのもやるのも。
もちろん途中は苦しいことも多いのですが、それを乗り越えてライブを終えた後の気分は格別だなと。
そしてやはり私は音楽が好きだなと再確認しました。
ここ数年はかなり音楽から遠ざかっていたけど、やっぱり音楽とは身近な生活を送っていたい。
そんなことを改めて思いました。
就活に音楽活動、そしてブログ。今やりたいことはこの3つです。
多すぎるのかもしれませんが、世の中には会社員と創作活動を両立している人、音楽活動と作家活動、俳優活動などを両立している人もいます。今回の皆さんだって社会人ですし。
やってやれないことはないのかもしれません。
がむしゃらにやってみたことはまだないので今はとにかく頑張ってみるしかないと思っています。
結論。「やってみない?」というお誘いを受け「楽しそう」だと思ったらやってみるべし。思ってもみない方向から夢への道しるべが開ける可能性あり。